出典ロンダリング型

「ある研究によると」「専門家の間では」と、出典があるかのように装いながら、具体的な出どころを決して示さない型です。曖昧な引用を重ねるうちに、根拠のない主張が“裏づけのある事実”に化けていきます。出典の洗浄(ロンダリング)です。

見分けるサイン

  • 「研究」「データ」「専門家」が出てくるのに、誰の・いつの・どこのかが無い。
  • 出典を聞くと、別の曖昧な出典に横すべりする。
  • 「よく知られているように」で、検証の責任を相手に押し返す。

効く問い

「その研究は、誰が・いつ・どこで発表したものですか? 原典をたどれますか?」

具体性を求めるのが唯一にして最強の一手です。実体のある出典なら答えられる。答えられないなら、それは出典ではなく雰囲気です。

具体例

「最新の研究で、この方法の効果が証明されています」——いつの、どの機関の、どんな規模の研究か。問い返すと「いろいろな研究で」とぼやける。複数形で逃げるのは、一つも特定できないサインです。

練習する

クリシンクエストでは、AIが「研究によると」と言い出したら、すかさず出典の具体性を問うてみましょう。実体のある話か、借り物の権威かを見分ける手がかりになります。