事実誤認型

検証すれば白黒つくはずの事実を、さらりと間違えて言い切る型です。年号・人名・地名・できごとの内容など、本来なら確かめられることを、自信たっぷりに「違う中身」で語ります。

AIがやらかす嘘のなかでもっとも古典的で、それでいて流暢に語られると見落としやすいのがこの型です。

見分けるサイン

  • 断定の口調なのに、具体的な裏づけが添えられていない
  • 周辺の話は正しいのに、核心の一点だけがずれている。
  • 「有名な話ですが」と前置きして、検証を促さない空気をつくる。

効く問い

「それは何で確認できますか? 別の情報源でも同じことが言えますか?」

事実誤認型は、一次情報や複数ソースに当たって確かめれば崩せます。逆に言えば、たどれるかどうかを聞くだけでいい。

具体例

「エベレストの標高は8,000mちょうどです」——もっともらしいけれど、実際は8,849m。桁や概数で“それっぽく”丸めてくるのが手口です。「正確な数字と、その出典は?」と一歩踏み込むと、ぼやけはじめます。

練習する

クリシンクエストで、3体のAIの話のうち核心の一点だけがずれていないか探してみましょう。周辺の正しさに惑わされず、「確かめられる事実」に狙いを定めるのがコツです。