定義ずらし型

最初に使った言葉の意味を、議論の途中でこっそり別の意味に入れ替える型です。同じ単語を使い続けているので、話はかみ合っているように見える。でも中身がずれているため、結論だけが都合よくゆがみます。

見分けるサイン

  • キーワードの意味が、前半と後半で食い違っている
  • 広い意味で受け入れさせ、狭い意味で結論づける(またはその逆)。
  • 「それも一種の○○だ」と、言葉の範囲をなし崩しに広げる。

効く問い

「その言葉を、いまどういう意味で使っていますか? さっきと同じ意味ですか?」

定義をそろえ直すのが効きます。言葉の意味を一度固定すると、すり替えが起きた瞬間が見えるようになります。

具体例

「自由な社会は良い社会だ。だから何でも好きにできる社会が良い」——前半の「自由」は他者の権利と両立する自由、後半は無制限の放埒。同じ「自由」でも意味が違います。言葉の中身をそろえると、結論の無理が見えます。

練習する

クリシンクエストで議論がかみ合っているようで妙な結論に着地したら、キーワードの意味が途中で変わっていないか確かめましょう。定義をそろえるだけで、すり替えが浮かびます。