因果すり替え型
たまたま同時に起きただけの二つのことを、「AだからB」という因果関係に仕立てる型です。相関と因果のすり替え。人間はストーリーを好むので、因果で語られると一気に納得してしまいます。
見分けるサイン
- 「〜したから〜になった」という、きれいすぎる筋書き。
- 間に挟まるはずの別の要因がまったく出てこない。
- 時間の前後だけを根拠に、原因だと決めつけている。
効く問い
「それは本当に原因ですか? ただ同時に起きているだけ、または別の要因では?」
因果の鎖を一度ほどきます。「逆向きの因果ではないか」「両方を引き起こす第三の原因はないか」を問うと、すり替えが見えてきます。
具体例
「アイスクリームの売上が増えると、水難事故も増える。だからアイスは危険だ」——実際は気温という第三の要因が両方を押し上げているだけ。アイスと事故に直接の因果はありません。
練習する
クリシンクエストで「だから」「その結果」が出てきたら、間に隠れた要因がないかを疑ってみましょう。筋書きが美しいほど、すり替えが潜んでいることがあります。